「駐在が決まりました!」という報告を受けて、胸が高鳴ると同時に、不安でいっぱいになる方も多いのではないでしょうか?
特に、小さな子どもを連れての海外生活となると、準備すべきことは多岐にわたります。
今回は、駐在が決まったら「まず何をすればいいのか?」を整理しながら、生活・教育・心構えという3つの視点から準備のポイントをご紹介します。これから駐在準備を進める方にとっての「安心のロードマップ」になるよう、具体的な内容をまとめました。
1. 暮らしの準備:生活インフラと手続き
まず最初に取り組むべきは、現地での生活インフラを整えること。以下の項目は早めに調べ、準備を進めましょう。
✔ 渡航先の基本情報
- 住居(会社が用意するか、自分で探すか)
- 病院や医療体制(小児科、予防接種の可否)
- スーパーや日本食材の入手方法
- 気候と持っていくべき服装の見通し
✔ 手続き面での準備
- ビザ・パスポートの取得、更新
- 国際運転免許証の申請(必要な場合)
- 海外旅行保険・医療保険の確認
- 日本での住民票・年金・保険の取り扱い
特にお子さんがいる家庭では、病院・救急体制の情報や、現地で手に入りにくい薬や日用品をリストアップしておくのがおすすめです。
2. 教育の準備:英語と園・学校選び
駐在期間中、お子さんが現地の幼稚園や学校に通う場合、教育面の準備も大きなテーマです。
✔ 学校・園の情報収集
- 現地校か日本人学校か、インターか
- 学校見学や体験入学が可能か
- 制服、持ち物、言語環境(英語のみ、日本語あり)
- 登園・通学手段と所要時間
これらは、渡航後すぐに落ち着いた生活を送るために欠かせないポイントです。SNSや駐在経験者のブログ、現地の日本人コミュニティなども情報収集に役立ちます。

渡航前に、一度学校に問い合わせをしておくことをお勧めします!
入学手続きなど、ネット情報とは異なることもあります。要注意。
✔ 英語の準備(未就園児〜小学生)
- 日常的な英語への触れ方(アニメ・絵本・歌など)
- 簡単な英会話フレーズの習得(自己紹介、お願いの表現)
- オンライン英会話や英語教室の活用(短期間でもOK)
子どもにとって英語は「勉強」ではなく「コミュニケーションの道具」として覚えていくのが理想。無理なく、親子で一緒に取り組んでみましょう。
3. 心の準備:子どもと親、どちらにも大切なこと
駐在生活は、文化や言葉の壁、環境の変化などに直面する場面が多く、子どもだけでなく親自身の心の準備も大切です。
✔ 子どもの心のケア
- 渡航先についてポジティブに話す(動物園、公園、季節のイベントなど)
- 英語を「楽しいもの」として触れさせる
- 不安やイヤイヤへの共感と受け止め
- 必要があればお気に入りのおもちゃや絵本を持参

お気に入りのぬいぐるみや毛布等、安心できるものは手荷物で持っていきましょう。
✔ 親の心構え
- 完璧を目指さず、「まあいっか」の精神を大切に
- 孤立しないために、現地の日本人コミュニティやママ友とのつながりを意識
- 「自分も初めて」「子どもと一緒に成長する」という気持ちで向き合う
家族みんなが同じ方向を向いて、無理なく前向きに進むことが、駐在生活を心地よくする秘訣です。

まあいっかの精神を身に着けて以後、肩の力が抜けて海外生活を楽しめました。
まとめ:駐在は「準備7割」安心してスタートを切ろう
海外駐在は、家族にとっての大きなチャレンジであり、大きなチャンスでもあります。慣れない環境に戸惑うこともありますが、事前にしっかりと準備をしておけば、不安をグッと減らすことができます。
生活・教育・心の準備という3つの視点を意識しながら、一歩ずつ着実に準備を進めていきましょう。すべてを完璧にしようとせず、「できることから少しずつ」で大丈夫です。
あなたとご家族の駐在スタートが、笑顔で満ちたものになりますように。